2012年11月17日

ボニン中佐が何でも着こなせると聞いて


 そこにはドッリオ少佐の無残な


 女子のファッション界隈では、ゴム長靴がレインブーツと名を変え一つの生態的地位を完全に獲得したように見える。かつては長靴はあくまで作業用であり街を歩く女子の足元になど決して現れなかったものだが、今や雨の日に長靴を履いた女子を見るのはごく当たり前のこととなっている。長靴を単なる道具以上の物にした功労者がエーグルなのかハンターなのかは知らないが、カミックも恐らくそれらの内の一つに数えられるのだろう。と言ってもカミックを知ったのは街で絵に描いたようなポップサイケなレインブーツを見てからで、特に現物を参考にしたわけではない。

 ゴム長靴が悪天候用の靴として今以てなお最強であることに異を唱える者はあるまいが、残念ながら女子ファッションへの浸透度とは裏腹に男子ファッションにはレインブーツのレの字も見当たらない。もしあなたが街でレインブーツを履いた男を見たら、「うわっ、こいつ長靴履いてる」と思うだろう。男子ファッション界は極めて保守的なので、新しいアイテムはそう簡単には受け入れてもらえない。最近ショートパンツにタイツというマヌ…個性的な格好を見掛けることがままあるが、そういう事例は稀で、多くの男性たちはいかに格好つけずに格好つけるかに日々腐心していることだろう。なので私も長靴の性能を羨みこそすれそれを履くには至っていない。

 では一体世の野郎どもは雨の日に何を履けばいいのだろうか。雨の日は外に出ない。それが最も賢い選択だが、持つ者はより多くを持つ一方、持たざる者はより少なくを持つしかない。私はそんな選択肢を持っていないし、世の大半の男性たちも同様だろう。にも拘わらず、男子の雨用の靴を巡る状況は戦後からまるで進歩していない。嘘だと思うなら靴屋に行って街で履ける雨用の靴を下さいと店員に言ってみるといい。店員は「まちではけるあめようのくつ」という理解を超えた概念を提示され、あなたを珍奇な動物のように扱うだろう。その結果として通勤用防水お父さんシューズと山登り用ゴツゴツトレッキングシューズを買うことになっても店員を恨んではいけない。靴屋にも靴メーカーにもそんな概念は存在しないのだから。

 「雨なんて気にしてたらでっかい男になれねぇぜ」という萎んだ金玉のようなマチズモが未だでかい面をしている現状にはうんざりさせられるが、私は濡れた靴も濡れた靴下もそれらの感触も放つ臭いも冷えた爪先も嫌いだし、大げさでお父さんな靴を履くのも好まない。単純にフォースⅠあたりにゴアテックス張って「AIR FORCE I GTX」とか適当な名前をつけて売れば結構売れるんじゃないかと思うのだが、メーカーの方々はやはりあまり金儲けに興味がないのだろうか。

コメント

Johnd478 | 2017年04月25日 14:49

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